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癖が癖

2010.01.31 Sunday

木曜日は学校で授業。

14:30に終了なのだけど、キッカリに終えることはほとんどない。
生徒たちと雑談などしていると、30分くらいすぐに過ぎてしまう。

それはいいのだが、困ることがひとつある。
ほとんどのラーメン屋さんが中休みに入ってしまうことだ。

かといって17、18時までどこかで時間を潰すほどヒマじゃない。
だから通し営業をしているお店を選ぶことになる。

21日は「旭川ラーメン 蜂屋 神楽坂店」に。


こんな時間帯。客は誰もおらず。
お腹が減っていたせいか、券売機でついつい大盛券など購入してしまう。
(デフォルトが大盛なら別ですが、普段は敢えて大盛にしたりしません)

…あれ、一万円札しかないや。あ、良かった。対応してる券売機だ。

買ってる段階で、店員さんが食券を受け取りにきた。
「食券お預かりいたします」
なんだ、気が早いなあ…いや親切だ、親切…。
そう思って手渡し、席についてしばし。……ピピー!と音が鳴る。

「お客様、お釣りをお取り忘れです」

ええー! あーもーアンタがヘンなタイミングで声かけるからー
ゆっくり買わしてくれればそんなことには〜。んも〜〜。
すると店員さん、わたしを制し、

「あ、大丈夫です」とお釣りを取りにいってくれた。

ええー。だったら取ってきて手渡してくれれば良くないですか?
ダメを指摘しておいてから「自分がやります」って、違くないか?

それから水を持ってきてくれ、わたしのコートを指し、
「ハンガーにお掛けしましょうか?」

えっ、あっ、いや……ハイ…じゃあ…。

店員さんは、店の奥の方に掛けに行った。


蜂屋
醤油ラーメン750円、大盛100円

うーん、独得のクセがちゃんと出ていて美味しかったね。
ネギまでも、他と違う味がするように感じる。
でも、やっぱり大盛じゃなくて良かった。
低加水率の麺だからボヤボヤしてると伸びますしね。
(柔らかくなる、程度でしたけど)

「どうも、ごちそうさまでした〜」

「ありがとうございましたー」

……あれっ?

ちょっと、なんでホールの人が厨房から出てこない?

コート取ってくれないの!?

なんだよもう。
取ってくれないなら遠くに持って行くなよな〜。
誰もいない店内を端から端まで歩いてコート取りに行くって……
恥ずかしいじゃないかよー!!
マヌケなことさせんなよー!

…あーもう、なんだか接客が凄くチグハグ。
良かれと思って、それもマジメにやってるんだろうけど、
どれもこれも片手落ちで、却って不愉快death!


ああもう、あれだ、気分転換だ。
そこで思い出したのが、halfaperson君にオススメされていた
「アミティエ」さん。

posted by: 青木 健 | | 23:51 | comments(4) | trackbacks(0) |

豆濃汁

2010.01.30 Saturday

というわけで、19日の打ち合わせその4。ラーメン店主さんたちと。

居酒屋で激辛地獄巡りの話をしたら、辛い系に火がついたらしく、
激辛メニューをオーダー。店員の女の子いわく、かなり辛いとのこと。
しかしそのメニュー(肉野菜炒めのようなもの)はさほど辛くなく、
わたしは(まあそんなもんだよね)と納得したのだが、
他の方々は勢いがついてしまった模様。
店員の女の子に「全然辛くないから、もっと辛くして!」と再オーダー。
しかし次に運ばれてきたのは、かなりのもの。

「うわっ!」「ヤバッ!」「キッツ!」

じゃあわたしがもらおう。
酔ってたせいか、皿がピカピカになるまでナメとるという調子に乗りっぷり。

シメに楽々(今日は定休日の週替わりラーメンの日「磯部水産」)へ行く。

磯部水産
5種豆の味噌らーめん750円

「ベジポタ」つまり「ベジタブル・ポタージュ」という言い方が
マニアに浸透してだいぶ経つ。
野菜によって濃度を増して、ドロっとしていてもクドくないというスープ。

しかしベジはベジでもこれは「豆」。
しかも動物系を一切使っていないというのだから驚きです。
いわば豆ポタ。

いやこれ意外!
言われなかったら豚骨くらい使ってると思っちゃうな。
しっかり食べ応えありますから。

味噌は強すぎず、風味がちゃんと残ってますね。
豆らしさを大事にしようとしたのかもしれないけど、
味はもうちょっと濃くてもいいんじゃないかな。
わたしがそう言うと、

「青木さん、お酒召し上がってるからじゃないですか…?」

「いやいやいや、それはさておいても……」

……うーん、そうかもね(笑)


翌日、辛い野菜炒めを食べた者たちから、次々に悲劇的メールが届いた。

posted by: 青木 健 | | 22:22 | comments(4) | trackbacks(1) |

超宿題

2010.01.29 Friday

19日は、打ち合わせであちこちを廻る日でした。
(イラストレーター的には、そんなことってあんまりない)

1・築地のデザイン会社で、イラストの打ち合わせ。
2・錦糸町の久米繊維工業さんで、ブログについての打ち合わせ。
3・渋谷のIT企業に行って、イラストの打ち合わせ
4・夜は吉祥寺でラーメン屋さんたちと、打ち合わせ&飲み。

1と2の間にラーメンを。

小岩です。
コッテリ系で話題の新店「一本氣」に来たとき、
向かい側に「若竹」を見つけたのでした。

「純連」が「客から逃げる店」という都市伝説として語られることが
ありますね。結果的にそう見えただけのことだそうですが。

わたしにとっては「若竹」が「オレから逃げる店」だったんです。
「よし『若竹』行こう!」と思って出掛けると、小岩からいなくなってた。
両国に移転していたのだが、その後そちらに行ってみると、
またも移転していて、今度は小岩に戻っていると。
(単に下調べしてないだけですが…)

今では話題に上らないですが、かつては名店として名を馳せたお店です。
わたしがまだ「普通のラーメン好き」だった頃にも名前は知っていたし、
いつか行こうと心に決めていました。

ファサードに、定食類・ランチセット・ビール値下げしましたの貼り紙。
この界隈は有名店ではないにせよ、ラーメン店(を含めた飲食店)が
櫛比している。
ラーメンだけでやっていけるほど甘くはないのかもしれない。
が、落ちるテンションを自覚したのもまた事実。


若竹
ら〜めん(味玉付)650円

昨今の極端なものと比べなければ、かなり強い魚ダシで、美味しいです。
でもなんだろう、どこかボケているような…。
もひとつ、ピシっとした感じがない。
塩分? 温度? 油? 湯切り?…わからないけど。
でもチャーシュー、メンマ、ナルトに海苔、
味玉まで入って650円ですからね。
味玉に100円とる店だったら550円。そうそう文句は言えません。
接客だってキビキビしてて気持ちいいです。

名店と謳われた頃の味とは、方向性がきっと違うんでしょう。
当時はもっと澄んだスープの中華そばだったんじゃないかな。
味玉が半熟だったとも思えないし。

仮に、昔ながらな澄んだものを「オールドスタイル」、
10年くらい前のダブルスープ的なものを「ニュースタイル」、
今の先端なものを「ネクストスタイル」と呼ぶとしましょう。

かつての若竹は「オールドスタイル」で、今のは「ニュースタイル」な感じ。

まだ最近の曲だと思っていたのに、
「ああ…いつの間にやらこれも『懐メロ』なんだな…」
そんな気分。
いっそオールドスタイルを貫いて、その中にネクストを探して欲しいような…
…気も。

お店の前、丸めて輪ゴムで止めたチラシが置かれていた。出前用だった。
同じ道沿いに、同じようにしてチラシを置いている店があった。

商売は戦いだ。
ぼくらの気ままな思いとは別のところにある。

posted by: 青木 健 | | 12:22 | comments(2) | trackbacks(0) |

泰国味

2010.01.28 Thursday

「凡の風」のあと、ケーキ持参で来たのは、都営三田線・志村三丁目。

ここまで来て蓮根「らあめん 元」に寄らないことはむしろ罪悪なのだけど、
今日はご馳走になるのだからそうも言っていられない。

入口から部屋までは、二度エレベーターを乗り継ぐ、大層なマンション。
エレベーターを降りると、すでに美味しそうな香りが通路に漂っていた。

なにがあるのかというと。

ちょっと説明します。
少し前から、素敵なマイスター(料理の先生)と、その生徒さんや
先生の料理のファンによる、新しいSNSが始まりました。

その名は、「and party」


これはつまり「○○and party」を意味します。
○○には、料理でも、飲み物でも、食材でも、国名でも、企画名でも
なんでも入れることが可能。
そんな風にテーマを変えて楽しめる「party」についてのSNSです。

ラ部生活をずっと読んでいただいている方はわかると思いますが、
らーぷ先生による「Stylish Dining」がその典型であり、
そこで起こる楽しさ、知り合いを誘ってまた来てしまう和気藹々とした空間……が、
この「and party」が始まるキッカケなのです。

今回は、らーぷさんと吉田さん、タイ料理のマイスター2人によるお料理を
試食させていただくことになったのでした。

タイ料理

中華料理やワインのマイスターも列席しておられました。

材料や調理法、盛りつけに至るまで本格的。
日本人としては意外な食材のマッチングも魅力。
それでいて日本人の口に合う仕様で、たいへん美味しくいただきました。

タイ料理

その場で作られるソムタム、手羽先のガイヤーン、
ラープはラム肉を使ったものと根菜類の2種類。
ソフトシェルクラブのカレーは甲羅のままガブリ。
汁なんてほとんどなく、食材をガツガツいただくカレーはとてもワイルド。
…書き切れないのでこの辺で。

スパイスの香りや辛さよりも、様々な甘さを活かした料理なんだなと
感じました(生の胡椒はさすがにガツンときますけどね…)。

…すっかりご馳走になりました。
そしてまた、時間を忘れる会話が楽しかった。


フワっと来ては去っていく、そんな外食とは違って、
もっと密で、希有で、贅沢な時間の持ち方。

この情報ダダ漏れの時代、情報を持っているだけでは意味を成さず、
リアルに感じることが最上であり、その空間でしか生まれない満足感を
共有する喜び―。
それを構築・提供することが「and party」という概念に課せられた
使命なのでしょう。


帰ってから「and party」のサイトを見ると、
全然別の知り合いが、マイスターとしてすでに登録されていた。
人のつながりって不思議だね。

posted by: 青木 健 | | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |

物産凡

2010.01.27 Wednesday

池袋東武百貨店さんに用事がありまして、荷物を持ってえっちらおっちら。
とくれば。
ブロガーさんたちの記事で目にしていたコチラへ。
東武の「食の大北海道展」に出店している「凡の風」です。
(20日まで。物産展は26日まで。現在はともに終了)


札幌「凡の風」……その名前は寡聞にして存じませんでしたが、
わたしにはひとつ、連想させる思い出があります。

それはまだ、「凪」の渋谷店の場所が決まったくらいの頃。
「凪」のロゴデザインは、基本的にわたしが手掛けておりますが、
一番初めに今の原型となるものをゼロからスケッチしていたときです…

「味は豚骨で、名前が『凪』なんだよな。じゃあ味を変えて店を出すなら…」

醤油で「風(かぜ)」、塩で「凩(こがらし)」、味噌で「嵐(あらし)」、
つけ麺で「颪(おろし)」、鶏白湯で「鳳(おおとり)」、
油そばで「凡(ぼん)」…

勝手に名前を考え、妄想の趣くままににロゴを作ったものでした。
そんな展開にはならなかったですが。
今思えばわたしの毎日は、そんな妄想と趣味が、=訓練になっているのです。

エスカレーターで昇りながら、そんなことを考えました。

…話が長いよ。


お目当ての「凡の風」には15人ほど列んでいますが、サクサク進みます。
回転は麻美ゆまちゃんのレンタルDVDの回転率くらい早いです。

物産展はメニューを限定し、効率よくお客さんを捌いていきますからね。
そうしないと人で溢れちゃいますから。

ひとり、カワイイ女性店員さんがいました。
客席全体を見渡すようなときと、接客するときの笑顔が全然違う。
ええ、今日も「ファスト片想い」です。

凡の風
つけ麺・塩850円

凡の風
麺は太くてしっかりとしているのだけど、
昨今のパンチ系とは5線くらい画するようなつけ汁。
麺には〈細と太〉、つけ汁には〈和と洋〉の違いはあるけど、
つけ麺博に「まるきゅう」が出したようなタイプ。

揚げネギ、パセリ(だよね?)などが浮き、火を通したタマネギも入ってます。

スープ濃度ではなく、やや強い塩気や薬味の香りで食わせるから、
そのためにプラスした油もやや多め、という感じ。
なら細麺で…と思わなくもないが、これはこれでアリか。
というか、こっちベクトルが少な過ぎか。

食べてる途中でふと気付き、お姉さんを呼び止める。
「あのー『スープ割り』って出来たりします?」

「すみません、今回は催事なのでしてないんですよ。
 お店ではやっているんですけど…ごめんなさい」

とのこと。いえいえ。

店内は基本4人掛けテーブルで、わたしも相席だったのだけど、
目の前に座ったのが若い会社員ふたり。

片方が「いやー、実はとうとうプロポーズしちゃったんだよ」なんて言う。
…そんなサラっと言うこと? ただの同僚が相手だから?
でもそのあと、ずーっと他の女たちの話をしてる。
結婚てなんだろうね。してないオレにはわからんね。

スープ割りがないのだから、麺とスープの歩調を合わせて食べる。
ところが最後はゴロゴロと胡椒が出てきて、こりゃまいったな…。
やっぱりスープ割りがないのが残念。


さて、そのあとは人の家にお呼ばれしていました。
されば、この物産展でスイーツ的なものを買って持参したい。
名前を聞いたこともある看板もありましたが、あるお店に、
これぞ「ケーキ屋さんで働く女の子!」を地でいくような女性がいたので、
そのお店で買い求めました。
極めて男らしい(オスらしい)選択でしょ?

またしてもファスト片想い。これがあれば生きていける。

posted by: 青木 健 | | 15:48 | comments(6) | trackbacks(1) |

総本山

2010.01.26 Tuesday

激辛地獄巡り、その6軒目「○心厨房」を出たとき、
わたしの携帯電話がバイブレーション。

出てみると吉祥寺「武蔵家」の藤崎店主。
家族&従業員でラーメンドライブ中で、最後のシメに「吉村家」に行くという。
一緒にどうですかというお誘い。
軽く拒否ってみたのだけど、東西線に乗ってる間に届くメールで押し負けた。

家系のラーメン店として、総本山へ定期参拝するのは通例なのかしら?
食事と同時に研究であることは間違いない。

合流して1時間もかからず、横浜「家系総本山 吉村家」着。

いつも通り、店の前の長〜い待ち合いベンチが埋まっている。
中程まで来たとき、わしらの前にいたイマドキっぽい兄ちゃんふたりが、
「あ、どぞ」と言って、席を立った。
どうぞ詰めてください、ということらしい。
「え? いいんですか?」と訊くと、「あ、ハイ、いっすいっす」と。

どうやら友達と合流することになったので列の後ろにつくらしい。

…偉いじゃないか!
年齢に関わらず、それができるのはチャンとしてるよ。

順番取り、つまり横入りは幼稚園で教わるくらいのダメ行為。
意外と中年夫婦とかサラリーマンの集団がよくやるんだよね。
この兄ちゃんたちはあとから合流することになったようだけど、
初めから待ち合わせなら、列んだ段階でどうかしちゃってるもの。
まあ、慣れてるから腹も立たんけどさ。

こちらでは、食券は列ぶ前に買います。
トッピング類は、40円とか60円とか、相変わらずあり得ない価格設定。
客が手元に見せた食券をだーっと眺めて覚えてしまう店員さん。スゴ。

入れ替え制ですので、どばっと入店します。

わたしは麺を柔らかめでオーダーするから、出てくるのが遅い。
待つことしばし。さー、きましたよ。
「はい、ラーメンの麺柔らかめです」
はい、どうもどうも。
しかし、カウンター越しに受け取ったわたしは油断していたのかもしれない…。

…カツッ!!
ドンブリが何かにぶつかった!!

うわああああああっ!!

グラグラっと揺れるドンブリ、飛び散るスープ!
ぐわ熱いッ! ヌルっとして滑る!! こぼしちゃう!!
こらえろ! こらえるんだ!

……どーにかこーにか着地。周りはベタベタだ。
わたしは小さい頃から、いかに火傷しようと、
湯のみ、茶碗、ドンブリを手放すことができないタチ。
そのお陰で、両隣にぶちまけることだけは避けられた…。

とりあえず、置いてある台布巾でカウンター上を拭き取る。

一体何にぶつかったのかと思ったら、刻みショウガの容器に挿してある
「スプーン」だった。
その長い柄に、ドンブリの底が引っ掛かったのだ。
ちょうど目の前にあったせいで、見事に死角に入っていたわけだ。

ともかく、そんな失態にテンション下がりまくり……。
もーイヤッ。

吉村家
ラーメン650円
(ちょっとブレたし、フレーム的に青木撮り失格。動揺してるな)

んふー、やっぱりンマい。
パンチのある、わかりやすい味ですが、
単純なようでいて、グっとあとをひくんですよね。

そこが吉村家のオンリーワンな魅力。
そしてやっぱり柔らかめが好き。
アブラは少なめでもいいかな。
そしてやっぱり飯が必要だ。

なんとなく感動レベルが薄れた気もするけど、
それはまあ、落ちてたテンションのせいにしとこう。

食べ終わったみんなが先に店を出てから、
わたしだけ残って…汁  完 。
汁完しても、油完(ゆかん)とはいかない。
とってもアブラがギラギラのヌメヌメだ。


…それにしてもですよ。
カウンター上の高さがあのスプーンより高かったり、
スプーンが容器と同じくらいの長さなら問題ないだろうけど、
あれは良くない。良くないよ。本当に危ないもん。
女の子とか子供だったら、そのままモロにかぶっちゃったかもしれないじゃん。
(女の子や子供だったらもっと丁寧に渡すか…)

いや、いい教訓にします…。
次に来たときは充分に気をつけますよ。
皆さんもやらかさないようにご注意ください。
マジ、危ないし!

posted by: 青木 健 | | 18:48 | comments(2) | trackbacks(0) |

辛酒辛

2010.01.26 Tuesday

そのセブンイレブンでの会議が終わって、ランチに。
立川の「陳健一 麻婆豆腐店」でサクっと。
なにしろ「激辛地獄巡り」の最中だったので、辛いものを所望しました。

陳健一

香りの青山椒、しびれの花山椒、2種類の山椒が卓上にミルで置いてある。
特にしびれの方を重点的にガリガリガリクソン。
もちろん、この2日後に食べる予定の「鬼金棒」を想定してのことです。
(鬼金棒は、全く参考にならない激烈さだったけど)

ライスおかわりはいいけど、麻婆が少ないなあ。


夜は新年1発目の利き酒会。「雪の茅舎」でした。

いちべえ

飲んだ飲んだ。雪の茅舎は山廃も美味しいね。
辛いものに大酒と…ホントお尻に良くないですね。

帰りにはいつものカレーそばでシメたんだけど、
やはり激辛地獄巡り中だってことで、こうなってました。

富士そば

地獄巡りに比べたら、辛いというより「いい香り」くらいですが。

posted by: 青木 健 | | 11:23 | comments(0) | trackbacks(0) |

多摩麺

2010.01.25 Monday

来たる1月29日、
ラーメン多摩組のチルド麺(レンジで温めて食べるタイプ)が
発売になります。

(多摩地区を中心に、練馬、中野、杉並、板橋、豊島の各区)
多摩地区に隣接する神奈川の周辺では、数日遅れての販売になるそうです。


わたしが一番初めの試作をいただいてから、随分と月日が経ちました。
こういうのを作るのも、そうそう簡単なことじゃないのですね〜。
色んな制約があり、条件があり…
矢面に立っていた丸めさんもかなりご苦労された模様。


で、この日(12日)は藤崎組長と丸めさん、そしてわたしが、
セブンイレブンの会議に出席したのでした。

お店を統括する営業の方々100人以上の前に出て、
商品のプレゼン…は係の方がほとんどしているので…
…多摩組の自己紹介というか…そんな感じのことを…してきました。

ビビると言いつつ、いい感じだった組長。落ち着いて話す、副組長。
これまでのことを思いだし、思わず感極まりそうなわたし。

ラーメン屋さんとイラストレーターが慣れないことしたもんだから、
初雪が降っちゃったしね…。


で、肝心のチルド麺ですけど、
「ラーメン多摩組監修・豚骨味噌ラーメン」という名前に落ち着きました。
「濃厚背脂味噌」という感じなのですけど。

多摩組
ラーメン多摩組監修・豚骨味噌ラーメン470円

商品説明をしますと、まずスープは、
「温めても固形が残る背脂を用いたのは、業界初」
「豚骨は呼び戻し製法で仕込まれ」、
「味噌は白味噌と赤味噌をブレンドした」んだそうです。

そして麺は、
「コンビニで最大級に太い」だけじゃなく
「こうした商品に通例の色素」を使わず、
「作業効率に大反則した『手揉み』!」です。

試作段階から、辛みが欲しいと言ってきましたが、
別添えのパックで辛味噌がつきました。

わたしとしてはまだ辛みが足りなかったので、出来上がってから
さらに自宅の豆板醤をティースプーンに1杯入れました。
背脂の甘味もより引き立ちますからね。
そこに白髪ネギも作ってトッピング。
で、ご飯と一緒に食べるのがオススメ。正しい家麺でしょ?

食べてみたい方、29日〜上記地区のセブンイレブンでお求めください。

posted by: 青木 健 | | 21:41 | comments(2) | trackbacks(0) |

八寒地獄:終

2010.01.25 Monday

八熱地獄と八寒地獄の16店、ブラス1店の激辛ラーメンを、
辛さのクラスとともに記しておきます。

(最も困難だったものを★10、そうでないものを★1に設定して評価)

激辛食べ歩きの参考になさってください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【激辛・魔人クラス】★★★★★★★★★★〈★10〉汗しぼりとられる
 「やぐら亭」(ほたるレベル5…UP可)

【激辛・超人クラス】★★★★★★★〈★7〉汗ふきだしまくる
 「大沢食堂」(カレーラーメン・極辛)
 「鬼金棒」(カラシビ味噌らー麺・カラ鬼増し、シビ鬼増し)

【激辛・達人クラス】★★★★★★〈★6〉汗びっしょり
 「支那そば屋 こうや」(カライカライそば/極辣麺)
 「蒙古タンメン中本」(北極ラーメン)
 「味源」(オロチョンラーメン・ハバネロ10倍)

【激辛・師範クラス】★★★★★(★5)汗あふれる
 「味噌一」(爆発)
 「新・利しり」(スーパーオロチョン9倍)
 「麺処 井の庄」(辛辛魚つけ麺)
 「味噌麺処 花道」(番長ラーメン…UP可)

【激辛・有段者クラス】★★★★〈★4〉汗ながれる
 「ばくだん屋」(つけめん100辛…UP可)
 「麺や七彩」(辛いつけめん)

【激辛・経験者クラス】★★★(★3)汗たれる
  「高木や」(辛みそ…UP可)

【激辛・初心者クラス】★★〈★2〉汗にじむ
 「実之和」(赤いかれー麺激辛)
 「麺家うえだ」(赤鬼つけ麺MAGMA仕様)
 「ぶちうま」(つけめん40辛…UP可)

【激辛・体験入学クラス】★〈★1〉汗かかず
 「○心厨房」(辛いつけめんボーラ…UP可)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※それぞれ、赤唐辛子、青唐辛子、カレー、花椒、ハバネロなど、
 辛さの種類が異なりますので、あくまでわたしの個人的感覚による
 ランク付けであるとともに、「汁完しての体感辛度」です。 
 店舗、体調によっては「北極」より「爆発」の方が辛かったりします。

 尚、そのお店で注文できる一番辛いメニューではないものは、
 メニューのあとに「…UP可」としてあります。

上記の店には、たいがい必然的にティッシュが置いてありますが、
激辛大好き人間ならタオルを持参しましょう!

あッ、それから…お尻を大切に!!

posted by: 青木 健 | | 17:45 | comments(8) | trackbacks(0) |

八寒地獄:捌

2010.01.24 Sunday

ラーメン八寒地獄巡り:其の捌
死に至る病


    君は「ほたる」を知っているか?



それは「宇宙一辛い味噌ラーメン」。
その辛さにはレベルがあり「レベル10」の完食者は、これまでにたった2人。
ひとりは現役激辛王。もうひとりは。インド人
時折やってくる挑戦者は、ほぼ例外なく、1口か2口でギブアップする。

そんな激辛最強伝説に名を刻む、恐るべきラーメンである。
その辛さの軸となっているのは、激辛唐辛子として有名なハバネロ。

ここで少しお勉強。
辛さの単位に「スコヴィル」というのがある。

 ハラペーニョ:2,500スコヴィル。
 タバスコ  :30,000スコヴィル。
 ハバネロ  :300,000スコヴィル。

ハバネロはタバスコの10倍、ハラペーニョの120倍辛いのだ。
「ほたる」には、そのハバネロがスープにも麺にもガッツリ入っている。

今回はハバネロに始まり、ハバネロに終わるか。
地獄巡りを締めくくるのに相応しいラーメンじゃないか。

…よし! 俺の肛門、くれてやる!!


「うえだ」から帰宅後、仕事をして疲れたので横になっていたら
思わず眠っていた。
もしかすると、無意識で拒絶していたのかもしれない。

家を出る前、胃壁を守るべくヨーグルトドリンクをごくごく。
初台駅で下車、シャッターの下りた「嵯哉」を通り過ぎ、歩くこと数分。
いよいよ最後の闘技場に到着した…。

やぐら亭

厨房には、いかにも屈強そうなご主人に、優し気な奥様。
カウンターの左隅には常連さんらしき一団がご主人と談笑中。
わたしは右隅に座り、メニューをチラリ。
「ほたる」には、覚悟を促すドクロマーク。

やぐら亭

水を持ってきた奥様にオーダーする。

「ほたる…のレベル10が食べたいんですが……」

そんなわたしに、奥様は薄く微笑んだ。

「レベル10はお出しできないんですよ」

大丈夫ですか?と訊かれることはあるが、止められたのは初めてだ。
色々と交渉してみたが、どうしても無理とのこと。
どうやら、何度もお店に来ている猛者にしか許可していないようである。
初心者に提供できるのは「レベル5」までなんだとか。

「じゃあレベル5をお願いします」

わかると思うけど、気持ち的にちょっと不満だった。
完食できないまでも、味わってみたかったのだ。レベル10を。

この店でいう「レベル」。
それは1つ上がると、生のハバネロが5グラム追加される。
つまりレベル5には25グラム入っている。
「味源」でハバネロの恐ろしさは味わったものの、
25グラムがどういうことか、よくわからない。

目の前で火が点され、不気味に青い炎をゆらめかせて、ほたるが運ばれた。
(写真では見えませんが、チャーシューの辺りに火がついています)

やぐら亭
ほたる(レベル5)1,490円
(元の価格は1050円。レベル1につき110円増し)

やぐら亭

この姿…。
麺の量は通常の1.5倍。ドンブリもでかい。
辛さだけじゃなく量も敵となる。辛さとは積み重なっていくものだからだ。

黒い油はなんなのでしょう? マー油…じゃないよね。焦がしラード?
まずはスープを一口。
あ、和風ダシですね。これなら意外といけるんじゃ…
…いやいや、「こうや」の極辣麺(カライカライそば)の例もあるから……

…うッ!!!
早くも襲ってきた。舌を穿孔するような、激烈な辛さ。
ポテンシャルをハッキリ浮かび上がらせるようなその刺激に、
わたしは思わず身震いした。
もうすでに、これまで食べてきた激辛ラーメンをすべて超越しているのが
ありありとしているのだから。

め、麺にいこう。細麺だからノンビリしているとノビちゃうぞ…。
口も麻痺しちゃうから…そう思って、何口か啜る。
すると、口ではない場所から思わぬ攻撃を喰らった。

ドーン!!

胃に来たと思うでしょう?
違います。

いきなり「胸」に突き上げました。
胸が爆発しそうです。きっとそれは食道の周り。
激震孔(@北斗の拳)を突かれたような…「ばっう!」です。

ということはもちろん胃だって相当に危険な状態。
胃に入れたガソリンが発火し、立ちのぼった炎が胸を焼いている、そんな感覚。
ヨーグルトドリンクは効いてないのか!?

胸が破裂しそうに熱いって感覚、わかりますか?
…とっても怖いんです。

わたしに少しでも常識があれば、ここでやめるべきだったでしょう。
でもわたしは残念ながらバカなのでした。
「口は痛い、体は熱い、でもラーメンはうまいぞ〜!」
必死にセルフマインドコントロールを施そうとしますが、
体内に点された炎は消せません。

ともかく、ビビってのろのろしていたら、ますます道は険しくなる。
麺を通常量持ち上げて啜り込みます。
赤唐辛子のように咽せたりはしませんが、口中が一気に痛くなります。

汗なんか、とうに流れてボタボタ。鼻水もズルズル。
それどころか、涙が溢れて視界が歪んでいます。
そして、そんなことがどうでもいいくらい、体が燃えている。
なんでもいい、箸を止めてはいけない。

それにしてもなんでしょうか、この独得の風味。
スープに個性的な甘さがあるんですよね…。
この油の味なんでしょうか。それとも辛さによる反応なんでしょうか。
頭の中に浮かぶそんな疑問も、現実逃避の一環に他なりません。

食べる工程としては、
1) 麺を飲み込んで、
2) 舐めるように、僅かな水で口を潤します。

スープも同時進行しようとしましたが、どうもいけません。
辛さが複合的に襲うので、何もかもが止まってしまいそうなのです。
麺、麺、麺、スープ、くらいの割合で進みます。

一度に啜れる麺の量は徐々に少なくなっていきますが、
どうにか、麺が半分くらいなくなりました。
見てください。麺にからみつくこの赤い物体。
これ、刻んだ生のハバネロです。

やぐら亭

3、4口くらい食べては、ティッシュで汗と鼻水と涙を拭います。
この頃になると、グラスを持つ手もブルブル震えて、
両手で押さえながら飲んでいました。

隣でビールを飲んでいたお兄さんが、いつの間にやら「ほたる」を
召し上がっています。
ところが汗も流さず、顔を赤らめもせず、スルスルと食べているではないか。
ああ…それはレベル1だろう?
レベル1であってくれ。
同じレベル5をその調子で隣で食われたら、心が折れてしまう…。


それにしても何故だ、何故甘い。
麺も、チャーシューも、まるで砂糖漬けのように甘く感じる!
おかしい、麺にもハバネロペーストが練り込んであるはずだが…。
この尋常でない辛さが錯覚させているのか…。
いつもの「旨辛分離」とは全然違う。
甘いと感じつつも、辛さ、熱さ、痛みはまったく衰えない。

麺を食い、爛れたように痛い口にグラスを運ぶ。
だが水を飲むわけではない。唇と舌を冷やすためだ。
恥ずかしげもなく、口を付けたグラスに舌を入れ、水に浸す。
口の周りもかなり痛い。冷却して痛みを和らげる。
さもないと口を開けるのも容易ではないのだ。

そんな風に食べ進み、麺はあと少し。レンゲ2杯分くらいだ。
通常のラーメンなら一気に全部啜れる量。
でもわたしの手はまったく動かない。心の中では、
「行け!、いや、待て!」
その繰り返し。
麺を睨みながら深呼吸…。

ほんの一口ずつ、そ〜っと口中へ運ぶ。

おかしいな、顔中がヒリヒリする…ムヒ塗ったっけ?
あれ、おでこがビリビリする…擦り傷なんかあったっけ?
本当に痛いんだ。顔全体が。
皮膚がずる剥け、その状態で風呂に入っているかのように…。

最後の麺を口に入れ、モヤシ、メンマなどを拾って食う。
とうとうスープだけになった。
しかし地獄はまだまだ続く。
「レベル10」が認定されるには、スープまで飲むことが義務づけられる。
レベル5とて、それは同じだろう。
つまり「汁  完 」である。


…オレの胃袋、どんだけデカいんだ?
そう感じるくらい、胃だけに留まらず、ボディ全体から発熱を感じる。
それどころか、二の腕や背筋までが痛い。
腕をさすり、背中を指圧する。
内臓を越え、細胞レベルで辛さが充満しているのか…。
胃を通過した血液が、熱く滾ったまま全身を駆け巡っているのだろうか…。

この赤い悪魔たちが、体内を食い荒らしているかのようだ。

やぐら亭

汗をかいているのに、同時に猛烈な寒気が襲ってくる。
骨を締め付けるような痛み。
スープは一向に減る様子がない。
負けるな俺、なんで「負けるな」なのかわからないが、きっと越えられる!

レンゲで一気に1杯、2杯、3杯!
それだけ飲むと、猛烈な熱さが胸にこみ上げてきて、レンゲが止まる。
水をチビチビ補給し、胸の熱が収まるまで(2〜3分)耐える。

それを何度繰り返したろう…。
もうやめようか…何度も頭をよぎる。

残ったスープは、深さ1センチくらい。
普通のラーメンなら、ゴクゴクゴクで一気に飲める量。
それを前にして、手は動かない。胸の熱さが全然去らない。

このスープを残してしまったら、人はこう言うだろう。
「なんで? もうちょっとだったんでしょ」
バカを言うな。
そんなレベルじゃない。
登れば登るほど高く聳えていく山。
斬れば斬るほど鋭さを増す刃。
体感する辛さは、はじめの頃の10倍くらいだ。
ゆっくりでいい、ゆっくりいこう。
そう言い聞かせるも、その「ゆっくり」すら無謀な挑戦に思える。

去らない痛みに耐えながらグラスに水を注ぐ。
常連さんとご主人の語らいテーマが、「DV:ドメスティックバイオレンス」
に移行。や、やめてくれ。こんなに苦しいのに「痛い」話は!!

もうほんの僅かなのに、そのままいけない。
頭がクラクラする。目がチカチカする。
左肘でふんばらないと椅子から転げ落ちてしまいそうだ…。

スープをちょっとだけ含む。
「辛み・甘味」だったスープが、量が減って一気に冷えると
「苦味・塩味」に変化していた。不思議なものである。

…よし、これで最後。

やぐら亭

見てくれこの粒。ハバネロの種だ。
うう…残さぬ。意地でも残してたまるか!
残しておいたナルトで掻き取ってくれる!!

赤いハバネロとその黄色い種。
くそう、噛み締めてやるわ! ガリ! ガリ! ガリ!!

これでどうだ!!

やぐら亭

青木 健史上、最も困難を極めた、汁  完 だ。

よし、これで思いっきり水が飲めるぞ。
ゴクゴクゴク…。

こうして、約1時間の激闘が終了。
ほんの少し、このまま休ませてください…。

本当に、本当にキツかった…。
正直、スープが全部タバスコの方が、まだ楽なんじゃないかってくらい。

ゆっくり立ち上がり、お会計。
わたしは店主の奥様に、

「どうもご馳走様でした。レベル5で止めてもらってよかったです…」
「気が向いたらまた…」
「いえ、これはもうわたしの生涯限界値だと思います…」
「…まあ、それ以上食べるのは、本当に凄い人たちですからね」
とんがらしさんのブログ見てるんですけど、皆さん凄いですよね…」
「あ、そうそう。あの方たちは別格ですからね」

そう言うと奥様は傍らの写真を指し示し、

「とくにこの方、SHINOBUさん」

見れば、岡田将生みたいなイケメンさん。
この方が噂の激辛王・SHINOBUさんなのか…。

「彼はもうレベル15を完食してるんですけど、今レベル20に挑戦中なんです。
 ほとんど食べちゃうんですけど、スープまでは飲み切れてないんですよ。
 この方とかはもう別次元ですね」

それを聞けて良かった。もう戦闘意欲のカケラも粉砕されました。

「ホ、ホントですね…。明日はおとなしくしてます…」
「乳製品とるといいですよ」
「はい、そうします…」
「お大事に〜」

ラーメン屋さんで「お大事に」と言われたのは初めてだな…と
思いながら店を出る。

胸の熱さは去らない。
まっすぐに立って歩けない。何度も立ち止まって深呼吸。
膝に手をついて、呼吸を整える。


おかしい………

と思っていたら、口の中に酸っぱい液がぶくぶく溢れてくる。

こ、これは……

…待て、待つんだ、ジョー!!

慌てて駅のトイレに駆け込む。
扉を締める間もなく、一気にオートリバース。

ざぱー

とっても自然。吐く苦しみすらない。

たぶん、わたしの全身が(脳よりも前に)生命の危機を感知、
拒否反応を示して的確な生理現象を促したのでしょう…。
(お食事中の方、ごめんなさい…)

痛覚を麻痺させていたアドレナリンが切れ、正しい身体機能を
取り戻しただけ、かもしれない。

ともかく、あんなに熱く痛かった胸・腹は、嘘のように鎮まった。
それでも油断は出来ない。相当なダメージを喰らっているはずだ。
コンビニでヨーグルトドリンク(500mlパック)を買い、ゆっくり飲む。

初台から新宿までは、歩くことにした。
コンビニに寄るたびにヨーグルトドリンクを補給するためだ。
この寒夜。冷たいドリンクをパックで飲んでいる奴なんてひとりもいない。
でも体が欲している。寒いのに熱くて、そして寒い。

どうにか無事に帰宅。寝る前にもたくさん飲んで横になる。
テレビをつけたまま眠ってしまい、翌朝にもヨーグルトドリンクを飲んだ。


かくしてわたしの「八熱地獄&八寒地獄」は終わりました。
今はどうにか平静を取り戻しています。
こうして思い出して文章を打つだけで、あの「身も凍るような熱さ」が
まざまざと蘇り、ゾっとします。

「ほたる」を「激辛ラーメン」なんて言っちゃダメです。
そんな甘いもんじゃないです。
他のものと次元が違い過ぎます。
冷やかしなら絶対に止めてください。
危険だと思ったら潔く箸を止めてください。
恥ずかしいことじゃない。むしろ立派です。

正直、生まれて初めて(食べものによって)生命の危機を感じました。
本当に「死ぬかと思った」んですよ。
それくらい恐ろしい代物です。宇宙一とはよく言ったものです。

一生の記念になりました。
もうこれを越える辛いものを食べようなんて絶対に思いません。

もし次に「ほたる」を食べるとしてもレベル1にします。
いえ、食べることがあったとしたなら…ですが。

これでわたしが激辛民族じゃないということが証明されました。
良かった良かった。


以上、長々と読んでいただいてありがとうございました。

激辛、バンザイ!

posted by: 青木 健 | | 08:56 | comments(4) | trackbacks(1) |

八寒地獄:漆

2010.01.23 Saturday

ラーメン八寒地獄巡り:其の漆
特別仕様


埼玉は志木にある行列店「麺家うえだ」。
結構キワキワだが、美味しいメニューが列ぶ店として有名。
ここの女性店主も、気っ風のいいオバちゃんで、
名物女将としてラーメン界には知られた存在である。


しばらく「お台場ラーメンPARK」の第1陣に出店していた。
当然、お店を休業しての参加である。

再開して初めての休日だからか、結構な行列が出来ている。
およそ20名ほどか。それも全員2人ずつである。
友達、恋人、夫婦…みんな仲良くお話に夢中。

ええい、誰にも頼まれずに激辛企画をしている、独身バカのお通りだいっ!!

そんなバカがちょっと考える。
「…激辛メニューを、いわゆる“ウリ”にしていない店は、
 それを出してないケースがある。もしかしてここも……」

こちらの激辛メニュー名は、「MAGMA」。

その存在を確かめなくては…。
列び始めてちょうど1時間。列の先頭に立った。
ドアのガラス越しに券売機をチェック。
「む…一番下に『MAGMAラーメン』発見! よしよし」

一安心して入店。金を入れ、MAGMAのボタンを押すと………反応がない。
よく見れば「売り切れボタン」が点灯している。

「や…やはりそうか! くそう、しくじった。
 だがそれを悔やんでいるヒマはない!
 ラーメン人間はスマートに事態を回避する!」

すばやく全体を見渡すと、一隅に「赤鬼つけ麺」の文字。
ふむ、これはきっと辛いメニューに違いない。これでいこう。


オバちゃんだが、キャップにTシャツ、ジーンズ姿の女将さんと、
助手の女性(女将と同年代)。
女将さんは2丁拳銃よろしく両手にバーナーを構え、ドンブリに火炎放射中。
かなり忙しそうだったので、わたしは落ち着くのを待って食券を出した。

「はいよ」と食券を受け取る女将さん。
諦めの悪いわたしは、思い切って訊いてみた。

「あのー…『MAGMA』って、もうやってないんですか?」

食券を見たまま、ジっと固まる女将さん……。4秒、5秒…動かない。
オレ、何かとんでもないこと言っちゃったのか?!

「………MAGMAが食べたいの?」
「いえ、あれば食べようかなって思ってたんで…」

む? もしかして常軌を逸するくらいの辛さで、申告してきた者にだけ
提供するようなメニューなのか…?

「ごめんね〜。ちょっと今やってないんだよ〜」
「あ、そうですか。すいません、知らなかったので…」

すると女将さんが、思いもよらぬことを言った。

「…うーん……じゃあ、これを『MAGMA仕様』にしてあげよっか」

「えっ! いいんですか?!」
「いいのよ、ちゃんと用意してないウチが悪いんだから」
「ありがとうございます!」
「材料はあるからさ、大丈夫だよ」
「料金は一緒でいいんですか…?」
「いいっていいって」

そう言うと、女将さんは厨房の奥に行き、積んであるタッパー類を下ろした。

「辛いの大丈夫?」
「はい!」
「よし、もう『うえだ』なんか来たくない!ってくらいにしてあげる!」

それを聞いて、なぜか心に喜びの讃歌が谺した。
わたしの隣にいた、ご夫婦らしき男女客も笑う。

さらに手前に屈み込み、(冷蔵庫?)の扉を開くと、

「花山椒とか平気?」
「全然平気です!(鬼金棒ほどじゃなければ……)」

作りながら、なおも話しかけてくれる。

「ウチには来たことあんの?」
「はい」
「その時に『MAGMA』食べたの?」
「いえ、『特濃魚介豚骨』で」
「じゃあ今度はMAGMAにしようと思って来たらなくなっちゃったんだね。
 そりゃあ悪いことした」

「いや、でも今日作ってもらって嬉しいです」

女将さん、ニヤリと笑い、
「……生きて帰れると思わない方がいいよ」
そう言うと、ドンブリに粉末、ペースト、様々なモノを投入する。
ほとんど魔女だ。


うえだ
赤鬼つけ麺/MAGMA仕様800円

うえだ

やたらウマそうじゃないですか…。
隣の夫婦客も「うわ〜スッゴい美味しそう!」「次はつけ麺にしよう!」
なんて話してる。

太麺はツルっとしていて、最後に歯をガシっと阻むコシがある。

ドロンドロンな特濃スープな上に、モヤシのシャキシャキ感、
小さいブロックのチャーシューがホロっと崩れる。
具がギッシリ詰まっているから、麺を浸すのも楽じゃない。

クリスピーな食感や、香ばしい風味、色んな旨味、そして辛さが
トロみのあるスープでひとつになって、太麺と一緒にどっと口に入ってくる。

ウんマー!!
わたしが苦もなく食べているのを見てか、女将さんが声をかけてきた。

「美味しく食べられる限界はそれくらいだからね。
 辛くしようと思えばいくらでも辛くできるけど、
 それじゃあ“地獄ラーメン”になっちゃうだろ?」


さもありなん。
なんだかね、「うえだ」のパワフルな美味しさが、
様々な辛みで増幅されている感じです。

花山椒の香りも、2口に一度くらい現れ、パっと開いて消えていく。

これはとてもウマいですよ。
辛さとしては、最後にほんのり汗が滲む程度。

「スープ割りお願いします〜!」
「……スープ割りったって、ほとんど残ってないじゃない」
「いや〜、麺によく絡むもんで」
「ああ、ハード(特濃の、よりドロドロな方)使ってるからね」

うえだ
オレンジ色。むしろこっちの方が辛そうに見える。
一転、優しいオダシです。そして汁  完 。

店内は女将さんのナイスな声かけが、和みある空気を作り出している。
いい店ですね。

「ご馳走様です」
「はいよ〜ありがとう」
「こちらこそ無理言って、ありがとうございました〜」
「いいのよ、材料はあるんだから。また来てね〜」

満足して店を出ると、バッグを忘れていた。慌てて店に戻る。
助手の女性は無表情でガシガシ働くコワいイメージだったのだけど、
相好を崩して「気をつけてね〜」なんて言ってくれました。


「○心厨房」と同様、「激辛」としては期待はずれですけど、
とても美味しいつけ麺でしたよ。

さ、次回はいよいよ最後の地獄巡りです。



※今回の「赤鬼つけ麺/MAGMA仕様」は上記のような流れで
 作っていただいたメニューです。
 普通にあるものではありません。ご了承ください。

posted by: 青木 健 | | 18:47 | comments(0) | trackbacks(0) |

八寒地獄:陸

2010.01.22 Friday

ラーメン八寒地獄巡り:其の陸
地獄の中の天国


昼間に「花道」の番長ラーメンを食べ、帰って仕事。
夕方にまた出掛ける。

目指すは木場。「○心厨房」(まごころちゅうぼう)。
実は初訪問。

ここには「ボーラ」という辛いつけ麺があり、
そのネーミングは、「痔」の薬の商品名からとられている。
「それが必要なほど…」ということでしょう。
どの店も、辛いメニュー名には工夫を凝らすものね。

店は満席。
わたしとほぼ同時に来た、外国人男性と日本人女性のカップルが先に列んだ。
5分ほどして客がひとりが帰ると、女性が
「ひとつ空いたんで、お先にどうぞ」と言ってくれた。
これ、なかなか言う人いないんだよね。
10人中8人くらいは言えて当然だと思うんだけど、
これまでの経験からして、10人中せいぜい1人か2人だね。

ふたりにお礼を言って入店。店主さんに
「ひとりなんで、先に譲っていただきました」
店主さん、もしかしてキョドってる?と思うほどに優しげな対応。


○心
辛いつけめんボーラ800円

○心

箸でかき混ぜるだけで魚ダシの香りがぶわっと広がり、
飲めばその魚介風味に加え、優しいコクがあって……
美味しいじゃないですか!
辛さはピリ辛程度で、まったく気にならないくらいダシの味がしっかり。

浅草開化楼の麺は、唐辛子の練り込みでオレンジ色。
これもそう辛いわけじゃなく、風味くらいにしか感じない。
浅草開化楼といえば…的に言われる「いわゆるゴワゴワ」ではなく、
歯が入ってから噛み切るまでを存分に楽しめる食感。
焼いてから少し放置したモチのような歯応え。
ゆで加減も絶妙なんじゃないですかね。

ということで、全っっっ然、激辛じゃないですよ。
激辛目線で言わせてもらえば、初心者向け、一般向け。
これくらいならわたしにも言える。
「辛くない」って。

今回は期待はずれで残念だったけど、あとから知った話では、
この「ボーラ」にはレベルがあり、MAXまで上げることが可能なんだとか。
そして、「南極ラーメン」というものまであるらしい。

なるほど。それは楽しみ。じゃあまたいつか。

○心
スープ割りも美味しくいただき、汁  完 。


〈激辛地獄巡りによって起こった体の変化について〉

たとえば小指を突き指したとする。
普段あまり使わないと思ってる小指にも、案外必要性があることを知るだろう。

「括約筋」というのはトイレ以外ではあまり意識しないけれど、
ベッドの上で半身を起こすのにも凄く使用されているのだ。
椅子に座る寸前にも、いやさ、咳払いひとつにも使用されているのだ。

あらゆるシーンで括約筋の存在を文字通り「痛 感」させられる。
そんな知らなくていい筋肉の働きまで勉強になる。
地獄巡りはなんて深いんだろう。

このあと、実はもう1杯ラーメンを食べに行ったのだが、
それはまた別の機会に。

そしてわたしは、悪夢の最終日(16日)に突入する…。


posted by: 青木 健 | | 15:32 | comments(4) | trackbacks(0) |

八寒地獄:伍

2010.01.21 Thursday

ラーメン八寒地獄巡り:其の伍
野方の番長


1月15日の昼下がり。電車で4駅の「味噌麺処 花道」に来た。

ここのラーメンには、
味噌ラーメン、辛味噌ラーメン、番長ラーメン。の3つがある。
激辛は「番長」だ。

番長ラーメンというのは面白いネーミングだけど、ならばもうひとつ、
「裏番ラーメン」というのを作ったらどうか。
番長が「激辛」だから……「激シブ」とか「激ニガ」とか…ダメかッ。

この店は出身が激辛系なので、無論のこと辛いのが苦手な人には
到底食えない代物である。
だがその出身店の辛さには及ばない、というのがラーメン好きの共通認識。
番長は食べたこともあり、そんなに警戒はしていなかった。

花道
番長ラーメン/野菜増し・ニンニク800円

花道

深い紅色のスープ。
ここ「花道」は、元のスープに結構な粘度を持たせている。
しかし番長の粘度は「唐辛子由来」じゃないかと思うほど、
どろどろの中に「ざらざら」が充満している。

ラー油と唐辛子で爆撃する中本の「北極」とは違うが、
これはこれでかなり凶暴な部類である。

ドロっとしているから、食道を落ちてゆく速度もゆっくり。
なぜそんなことがわかるかといえば、
腹へ落ちて行くにつれ、触れた臓器が熱くなっていくから。

野菜増しにしたので、炒めたモヤシがたっぷり乗っている。
これは味付けらしい味付けをしていない。
よし、これをうまく使おう。
麺を先に平らげ、味のないモヤシで休憩しながらスープを飲み切るのだ。
それを念頭において食べ進める。

よれた太麺が妙にウマい。
脂の多めなチャーシューも、この辛さには相性バッチリ。
贅沢なラーメンですね〜。


食べながら気付いたのが、辛さも「複合的に感じる」ものだということ。
真っ赤な見た目、噎せ返るような香り、体温の上昇、発汗作用…
そうしたものが合わさって、人は“辛さ”を感じているのだが、
「辛さは辛さで別」
そう考えると楽になる。
注意しておくけど「楽に食える」という意味ではないから、
辛いのが苦手なら絶対に食べちゃだめです。


先ほどの作戦「モヤシ残し」はどうなったか。
麺をほぼ平らげたら…モヤシは全部スープに沈んでいた。
白かったモヤシは真っ赤である。意味なかった…。

もうすでに自分の汗を飲みながら食っている。
これを「汗トッピング」と呼ぼうか。

このあたり、普通の味噌でも粘度・濃度によってツラくなる頃。
だが今日は気合いと覚悟が違う。

左隣で出てくるのを待つサラリーマン2人組は、話もせずにわたしをガン見。
右隣の兄ちゃんは水をかぶったようなわたしを二度見した。

見るがいい。これがオレの生き様よ!
よし、間もなくフィニッシュ!

3枚入っている太いメンマを1本残しておき、それで刮げ取る。
上の方は時間が経って固まっているので、取りにくい。


花道
汁  完 。

どうだ、俺が食ったドンブリは赤くないんだぜ!!

…とカッコつけようと思ったが、
この粘度、ザラつきは、かなり体にダメージを残す。

日に何度もトイレに駆け込むオレ、あまりにもカッコ悪い。

posted by: 青木 健 | | 03:45 | comments(2) | trackbacks(0) |

八寒地獄:肆

2010.01.20 Wednesday

ラーメン八寒地獄巡り:其の肆
未知の辛痺


この日から遡ること約1週間前、わたしの携帯にメールが届いた。
差出人は、中野に新しく「きら星 満天」を出店された星野さん。

それは、昨年神田にできた新店「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」に行ったレポ。
激辛の「鬼増し」が年末から始まったのだという。

メールには、その激闘と苦悶が綴られていた。
そして彼のブログを見ると、

「青木さん、敵討ちは頼みました」


と締めくくられている。
おのれ鬼金棒!
激辛仲間の星野さんをこうも痛めつけるとは!
敵討ちだッ!!

ひとつ、人の世の汗を啜り
ふたつ、不埒なカラシビ三昧、
みっつ、お味噌なラーメン鬼を…
退治てくれよう、桃太郎!!


携帯サイトで場所を確認…………………うなっ!
全然見つからないじゃないか!!
わたしのきかん坊がご立腹だ(下ネタじゃないよ)。

あ、なんだ、高架で見えなかったのか。
店内にお客さんは4人。…戦いのリングは充分に空いている。


ここで、カラシビとは何かを説明しよう。
「カラ」は辛さ。唐辛子による辛さ。
「シビ」は痺れ。中国山椒や花山椒、花椒(ホワジャオ)と呼ばれる山椒。
        その中国四川産の山椒で作った「山椒油」による痺れ。

この「カラさ」と「シビれ」は、無料で増すことができます。
「抜き、少なめ、普通、増し」の4段階。

しかしこの上に「鬼増し」というのが存在する。店頭の説明書きでは、

「鬼増しとは、鬼のようなカラさとシビれが味わえる上級者向けの味」


とある。
鬼増しはなんと、カラさ・シビれ、それぞれ別途「100円」もとるのだ!
それは無謀な挑戦者を敢えて踏みとどまらせる、優しさライセンスか。

星野さんはこの「ダブル鬼増し」にやられたのだ。
…よかろう、辛鬼と痺鬼、両方倒してくれる!!


「カラシビ味噌らー麺、カラシビ鬼増しです〜」

店員の声に、反対側の奥にいる若者ふたりが、「鬼増しだってよ…」と笑った。
自分たちのですら「こう」なのに、鬼増しなんてどうなるんだよ、
そんな笑いだ。

店員さんは淡々としていて、激辛にお馴染みの「大丈夫ですか?」はない。


鬼金棒
カラシビ味噌らー麺780円、カラシビ鬼増し(各100円)=980円


ヤングコーンも、チャーシューも、ネギも、具は山椒の粉だらけ…。
星野さんのブログ通り、香りがもの凄い。

まずはかき混ぜず、シンプルな味噌スープをいただいてみる。
しっかりと厚みのあるスープは、味もいい感じに濃いめで美味しい。
辛みはあるが、素材感ある甘さもしっかり伝わってくる。
だが、わずか3口目、混ぜてもいないのに
いつの間にやら花山椒が入り込んでいた…。

バビーン!!

唇に、恐ろしいほどに痺れが走る。…こ、こんなに来るのか!?
これまで食べてきた担々麺や麻婆豆腐を遥かに凌駕するシビれ。

鼻に抜ける清涼な香り、ハッカのように口をヒヤヒヤさせる感触。
花山椒を食べたことがある人ならわかると思いますが、
味わってから水を飲むと、とても酸っぱく感じてしまうのです。
それくらい味覚が変わってしまう。
ベースのラーメンは確かにウマいが、次第にその味を感じられなくなるほど、
鬼たちが暴れている…。

場所柄なのか、高年齢の客が多い。
席に着いたひとりの年配客が、先に食べている若者ふたりに話しかけた。
彼らが汗をかいている様子に驚いたのだろう。

「辛さとか増すと凄そうだね…」
「いやマジ、スゴいっス! シャレにならないですよ!」

店員さんも交えて、ひとしきりカラシビ談義。
ダブル鬼増ししてるわたしは、会話に加わる余裕などない。

彼らの数倍の汗をティッシュで拭いながら、口で呼吸する。
…なんだか胃が痙攣しているような気がするぞ…。
いや、これはただの消化活動だ。
そう言い聞かせて戦いに戻る。

しかし一体なんだこの痺れ。
もはやこのラーメンが味噌味であることすらどうでもよくなっている。
先述したように、味覚が変化してしまっているから、水の補給も効果が薄い。

自分の顔が真っ赤なのがよくわかる。
汗が滝のように流れ落ちて、カウンターを濡らしまくる。

辛さそのものには多少慣れてくる。しかし痺れは一切慣れない。
口に運べば同じだけ痺れさせる。だから積み重なっていく。
痺れた状態のものが、もう一段階痺れていく…。

唇が痛いのと、呼吸が乱れてヒハヒハしているから、容易に麺を啜れない。
「やめちゃう…?」弱気なオレがひょっこり現れた。
ダメだ! 敵討ちに来たのに、返り討ちにされてどうする!

スープだけになっても旨辛分離は起こらない。
星野さんがスープを少し残してしまったというのがよくわかる。
これはもう量の問題じゃないのだ。
辛さ・痺れは増すばかり。
直接的に辛いというより、痺れによって増幅されている感覚…。

チョコチョコ飲んでいても埒があかん。こうなったらやるしかない…。
かなりキツいのだけど、ガブガブっと2口くらい口に入れてしまうのだ。
そうすると、辛さ・痺れが襲う前の一瞬に味わうことが出来る。
甘味、旨味、コク…一瞬の天国ののち、どっと押し寄せるシビレ。

バビビビビビビーン!

まるで低周波治療器のように。
そんなガブ飲み&痺れを繰り返し、残り僅かとなった。
飲み干そうと思ったが、かなりドロっとした汁が
ドンブリに残りそうだったので、掻き取りに変更。

「すみませーん、半飯ください〜」

ぶち込んでみると、かなり量があった。
多く感じたのは、それが普通のご飯じゃなく、
「痺れ飯」という味わいだったせいかもしれない…。

鬼金棒
汁  完 。(&粒  完 )

こ、これはキツい。初体験の辛さだ。
激辛ラーメンは色々食べたが、こんなにシビれを効かせたものは他にない。
それが激辛道における「慣れ(麻痺)」を阻み、いつまでも引きずり戻す。

空のドンブリを写メして、店を出てすぐ、星野さんにメールした。

「勝ちましたよ、星野さん」

とても喜んでくれてる返信を読みながら、電車に揺られた。


星野さん的には、翌日のトイレは比較的平気だったという。

だがわたしは忘れていた。
「激辛地獄巡り」の本当の地獄を。

それは、体を休ませる時間がないということ。
連日、体の中を悪魔が貫いているという事実。

それに比べれば、口の辛さはまだマシかもしれない。
食い終わって1時間もすれば何事もなかったようになる。
それは激辛物の滞在がわずかだからだ。

しかし出口はどうだ。
場合によっては同じ場所に6〜7時間も留まり続けるのだ。
火傷に唐辛子を湿布してるようなものである。
これが地獄でなくてなんだ。

道程はやっと半分。激辛地獄は続く。


posted by: 青木 健 | | 15:58 | comments(4) | trackbacks(0) |

八寒地獄:参

2010.01.18 Monday

ラーメン八寒地獄巡り:其の参
深夜のスパイス

「かれー麺 実之和」
真夜中過ぎの六本木。
飲んだあとでラーメン行こうぜとなった。

「だったら『実之和』どう?」

だって、激辛地獄巡り中なんだもんね。
ブラザーが行き交う六本木交差点を越え、「かれー麺 実之和」へ。


奥のテーブル。前に来たときと同じ席。
メニューを開く。
「赤いかれー麺」の「激辛」だ。
「危険!激辛は大辛の約5倍の辛さ」「激辛はスタッフ全員完食できません」
などと書いてある。
そうそう、前回この1文が気になっていたので、
それなら次回は…と考えていたのですよ。

実之和
赤いかれー麺/激辛/並盛880円

あれっ。
…全っっっ然マイルドじゃないですか!

といって油断させておいて、いきなり来るのか?
……来ない。

激辛のカレーラーメンといえば「大沢食堂」をおいて他にない。
前回の地獄巡りでは、そのMAXである「極辛」を汁  完 したが、
その比ではない。
「大沢食堂」の「中辛」にも足りてない(並辛は未食)。

醤油ラーメンにカレーをかけている「大沢食堂」に比べ、
「実之和」はスープ自体がカレーという印象だ。
どろっとして、スパイシー、ではある。

だったらなおのこと「実之和」の方が辛くていいはず。
「大沢食堂」のカレーがどれほど辛いのか…ということだ。


青葱と豚肉が独得なくらいで、カレーラーメンとしては至って普通。
味よりも、問題は辛さだ。
ちゃんと積み重なってくるけど、これを激辛と呼ぶのはどうかな〜。
ピリ辛くらいじゃない?。

汗もかいているが、流れるほどでもなく、顳かみに滲む程度。

最後の最後はちょっとツラさもあったが、ライスでしっかりと掻き取り、

実之和

汁  完 。

お店には悪いのだが、個人的にはまったく期待はずれな辛さ。
美味しさとしてもやはり大沢食堂に軍配。

気分が収まらぬわ!!





posted by: 青木 健 | | 23:18 | comments(0) | trackbacks(0) |

八寒地獄:弐

2010.01.17 Sunday

ラーメン八寒地獄巡り:其の弐
汗という調味料


昨年亡くなった方を偲ぶ会で、
彼女が生前好きだったという素敵なお寿司屋さんに。
目を見張るほど仕事が丁寧で、小さな子供にも優しい、理想的なお店。

そのままファンサイトまでタクシー。明け方までYouTubeを観ながら飲む。
それでも翌朝9:30には目覚め、新宿へ。

凪の事務所で3時間ほど打ち合わせ。それからスタッフふたりと遅い昼食に。
小滝橋通りのラーメン店はどこも満員。
「ウ〜ン、決め手にかけるな…」
ましてわたしは、八寒地獄巡り中である。
ふたりを「廣島つけ麺 ばくだん屋」へ誘う。


辛さは1〜20倍まで表記してあり、11倍から大辛で「口から火が出ます」、
16倍以上が激辛で「うわあああぁぁ…」と表記されている。

店員さんに訊くと、300倍までは好きなだけ辛くできるそう。
「常連さんには90倍を食べる人もいますよ」

フーン。

「じゃあ100倍で」
キラもLもわたしも、負けず嫌い。

100倍だからなのか、大盛りだからなのか、
他のふたりとは違う、大きな器で出てきた。

ばくだん屋
廣島つけ麺/大盛/100倍950円

ばくだん屋


実際の見た目は、もっとドス黒いですね。
100倍だからか、ドロっとしてます。

まあ、辛いことは辛いです。
啜り込むと唐辛子の香りが喉の奥へ広がりますから、激辛ですね。
でも直線的な辛さじゃない。口中への刺激はさほどでもないのね。
辛さとしては、同じ広島つけ麺の「ぶちうま」と似てる。
ハバネロの全方向攻撃に比べれば実にマイルド。
甘さも香りもしっかりついてくるし、
大盛りの麺の上には冷えた野菜がたっぷりで逃げ場だらけ。
逃げ場ってなんだよ。つまり美味しいってことですね。

とはいえ汗はボッタボタ。
体は舌よりも正直です。
かなりドンブリに落ちていたようで、目の前の生田さんはそのたびに
「青木さん、汗が入っとる入っとる!」と笑う。

味や風味がしっかりしてますので、辛さだけが先行しない。
キャベツやキュウリの清涼感が、辛さとバランス良く、
やや固く感じる麺(「ぶちうま」ほどではない)とも好相性。

つけ麺は、「熱いつけ汁に冷たい麺」だけど、
広島つけ麺はさらに「つけ汁が辛い」ことで、違う意味での熱さがある。

最後はちょっとハヒハヒしてたので、麺大盛りにしておいて正解。
1枚残しておいたキャベツで掻き取り。

ばくだん屋

汁  完 。

こんなことなら300倍にすれば良かったが、あとの祭りだ。

posted by: 青木 健 | | 23:15 | comments(2) | trackbacks(0) |

八寒地獄:壱

2010.01.17 Sunday

ラーメン八寒地獄巡り:其の壱
早朝の惨劇

(早くも振り返り日記になっていますが、気にしないで)

1月9日の新年会は、まず3人で焼肉とビールで腹ごしらえ。
それから1人遅れて来て居酒屋へ。
1名が終電で帰宅。その店でラ部モデル候補を1名スカウト。
朝の4時頃に店を出る。


…帰ればいいのに。
「でもラーメンでしょ」誰かが言った。

我々は「どうとんぼり 神座」に向かった。うーん、なんか違う。
するとその手前に、「味源」が。
「ああ、味源があるじゃん」「そうだよ、味源があるじゃん」
その味源と神座の間には「味源 熊祭」があるが、それはスルー。

まっちゃんは、味噌ラーメン。
halfaperson君は、鉄火麺の中辛(ハバネロ3倍)。

辛いメニューとして、鉄火麺とオロチョンラーメンがあり、
それぞれ、辛さが4段階に分かれている。
小辛(1倍)、中辛(3倍)、大辛(5倍)、激辛(10倍)。

激辛には「辛さに自信のある方のみ挑戦してください」とある。

となればもちろん……

よせばいいのに。
でも、このお腹いっぱいを打破するには辛さだろ。
辛いメニューを頼むなら、一番辛いのだろ。
味源系では「鉄火麺」も完食してるし、どってことないだろ。

そんな自分の心が甘かったことを、驕りたかぶっていたことを、
思い知らされることとなる。


味源

オロチョン味噌らーめん(ハバネロ激辛)890円

実際はもっと赤かったけど、見た目はそう大したことないね。
では……

かかか辛い!!



3口目で汗が噴き出し、5口目で滴り落ちた。
すでに酔いは吹っ飛んでいる。

油断してました。これはかなり危険な部類です。
ダイレクトに来る速度ある辛さ、あとを引いてザクザク刺してくる辛さ、
両方から攻めてくる。
口中、かなり早い段階で麻痺。
酸味を帯びたマグマ。それが積み重なっていく。
ハバネロ恐るべし…。

味源系の麺が好きな人は多いと思いますが、啜り続けるのはキツい。
痛くなった唇に、辛さを運びながら「動き」を加えるというツラさ。
仕方なく、麺を運ぶようにして啜っていく。
甘かった。レギュラーに辛い店じゃないのに、こんなもの作るとは。

汗の量もハンパない。
顔面といわず頭皮といわず、毛穴という毛穴から吹き出している。
流れ落ちる汗の滴が目に入って痛い。

格闘すること10分あまり。
体が熱に包まれたせいか、呼吸が乱れたせいか、ダルい。

ようやく麺がなくなったので、ドンブリから直接ガブっといく。
すると例の「旨辛分離(辛さの向こう側)」を感じ始めた。
辛さは辛さとして存在しながらも、
豚骨スープの甘味がグングン増幅して感じられてくるのだ。
しかしそこに到達するまでの時間が長かった。
すでに疲労も痛みも堆積している。

注文しておいたライスでソース(スープね)を掻き取り…

味源

汁  完 。

口がヒャー…っとしてます。
いやもう、これは笑う余裕もない。
ドンブリを取りにきたお兄さんは、半笑いで
「スゴいっスね……」と讃えてくれました。

いやそれにしても口が痛い、腹が痛い。
そして翌朝目覚めると、まだお腹に重たい熱がたまっていた。
そしてなにより・・・が痛い。


今にして思えば、当日出掛ける前に観たテレビで「激辛王」を放送していた。
あれは予兆だったのだ。

そして数日前には某ラーメン店主さんから、とある激辛メニューに関する
情報が届いていた。

いま、このタイミングで食えと、ラーメンの神が言っている。
ゴングは鳴らされた。あとは戦うのみ。




posted by: 青木 健 | | 20:45 | comments(3) | trackbacks(1) |

八寒地獄:零

2010.01.16 Saturday

ラーメン八寒地獄巡り:其の零
はじまりは突然に


始まってしまった。

女の子に言われてショックなものじゃない。
「激辛ラーメン巡り」がだ。
まさかこのタイミングでとは思わなかった。

予定外に食べたラーメンの、あまりの辛さに、
「…これはラインナップに入れるしかない辛さだ、
 じゃあそのまま始めるしかない!」
そう決意したのです。

皆さんは、わたしが以前に行った「ラーメン八熱地獄巡り」
憶えているでしょうか。


「麺処 井の庄」辛辛魚らーめん

「蒙古タンメン中本 本店」北極ラーメン

「広島つけ麺 ぶちうま 四谷本店」つけめん40辛

「支那そば屋 こうや」極辣麺/カライカライそば

「大沢食堂」カレーラーメン極辛

「早稲田つけめん 高木や」辛みそ

「麺や 七彩」辛いつけめん(冷盛、大盛)

「新・利しり」新オロチョンラーメン(トリプルスーパー9倍)


という8店を1週間で廻ったのですが、
今回はそれらの店をラインナップから外しました。


この八熱地獄、仏教の世界の言葉で、八大地獄とも呼ばれるものだけど、
そこには「八寒地獄」というのもあるのだ。

じゃあもう1度やらなくちゃ、ウソだろ。
激辛のあとは強烈に寒さを感じるのだから。
…というこじつけで。好きだから、こじつけ。


ただの激辛チャレンジと違うのは、1週間という限られた時間の中で
連続して激辛と戦うことなのである。
それがどんな恐ろしい意味を持つのか、ゆっくり味わっていただこう。


そんな日記をアップしている今日はもう最終日。
激辛ラーメン界に君臨する悪魔との対決です。

勝てる見込みは一切ありませんが、
気分は魔界に乗り込むデビルマンでいきます。
もう半分、人間じゃないから。

posted by: 青木 健 | | 12:20 | comments(0) | trackbacks(0) |

初地球

2010.01.09 Saturday

一昨日〜昨日は、大人げなく完徹。余裕がないねえ。

そのままずっと起きていて、夜は多摩組の打ち合わせに。
(今年も多摩組は水面下で頑張ってます)

だもんで、帰宅するや爆睡。
今朝、宅急便のお兄さんに起こされました。



昼下がり。冷えた空気に晴れた空。気持ちいいサイクリング。

着いてみると「提供には大変お時間がかかります」と貼り紙が。
あらら6席が満席。うしろの待ち席も満席。

須藤店主と新年のご挨拶。

CIQUE
塩ラーメン700円、焼きトマト150円

昨年から麺が全粒粉入りに変わっております。
暮れにシメCIQUEしたとき、既に変わっていたのですが、
そのときは「…見た目がなかったら気付かないです」という感想。
でも今回は全然違いました。
味や香りは違うと思わなかったのですけど、食感がしっかりしてるのです。
1本1本が立ってるというのかな。

なんでも、
「卵白を増やしたんですよ。だから少し固く感じますよね」
とのこと。ひょえ〜。
次は更に熟成の工程を変えるそう。
食べ手には、そんなことわかるはずありませんね!

でもね。実は今回、スープがとても良かったです。
昼にいただくのが久々だったからかな。
まだまだフレッシュで、店中に香ばしい香りが立ちこめてました。
須藤さんの比喩に準えて表現するなら、
「卒業前の女子大生」か「23歳、OL1年生」ってとこですかね。
しばらく焼きトマトやスパイスの効いたメンマを動かさないようにして
スープを楽しんでました。

チャーシューの脂も分厚いわけじゃないのにぷりぷりしてるし、
麺も「ゆで加減で固いわけじゃない」から、最後までしっかりしてる。

また崩れたトマトが混ざったスープがとても美味。
水リセット(一旦水で口を潤すだけのこと)すると、洋風感も増して。

最近はよく「濃厚に偏り過ぎた反動で淡麗がくる!」とか、
「そうはいっても一般の主流はまだしばらく濃厚」とか議論されてますけど、
世間のことはどうでもいいです。
わたしには昔から変わらないですね。ずっと淡麗はキまくってますよ。

大満足。帰りのペダルも軽い。


今夜は毎年恒例の学生時代の新年会。
毎年、横浜在住のフリーディレクター・ブッチ−のために、
彼が帰りやすいよう渋谷で行うのだが、彼は5年に1度くらいしか現れない。
オリンピックよりも遠い存在だ。

今年は来るのやら…。

posted by: 青木 健 | | 16:25 | comments(2) | trackbacks(0) |

麺初め

2010.01.07 Thursday

本日ようやくしてきました。ラーメン初め。
(振り返りじゃない日記で、やや昂奮気味)

「麺や 七彩」で。

ひとり寂しいワーキング正月は、
おせち料理よりも、お雑煮よりも、ラーメンですよね。

この正月7日、初夢も初詣も帰省も叶いませんでしたが、
ラーメン1杯をいただければ幸せです。

比喩ではなく、三日間ラーメンを食べないとラーメンの夢を見るわたしです。

せっかくの初ラーメンだと思うと、神聖な気持ちになります。
シャワーを浴びて、Tシャツとパンツだけは新品にしました。


昼下がり。満席かと思いましたら、一席あいていました。
こういうことにも何か運命を感じてしまいたくなるのは、
それほどラーメンを欲していたからでしょうか。

普段は頼まないのですけど、つい「大盛で」と言ってしまったのは、
たまりにたまったラーメン欲がほとばしり出てしまったからでしょうか。

お客さんの中には、大盛まで無料だということを知らず、
特盛100円の券を買ってしまってあとから気付き、
返金してもらうという方が3名もいました。

七彩
らーめん(大盛)720円

まずレンゲでスープを一口。ああ。二口。うう。
麺に箸をかけ…やっぱり三口。むほー。
後味に、薄〜く、和出汁の薫りが掠めるんです。
目を瞑って、ク〜ってな瞬間ですね。

そして相変わらずの手揉み麺。
唇を震わせて啜りながらも、チャクチャクと噛み締めさせる、縮れとコシ。
今日の麺はなぜだか平打感が強かったですね。
大盛にして良かった。

バラ肉の、厚めでホロホロするチャーシュー。
モモ肉の、しっとり柔らかレアチャーシュー。
細く裂いたコリッコリのメンマ。

大満足。年のスタートに相応しいラーメンでした。

もちろん今年も、汁  完 です。


ラーメンを待つ間に見た貼り紙に誘われ、もう一品。

七彩
春の七草粥370円

本日のきまぐれご飯が七草粥だったのです。
そこそこな大きさのドンブリが登場。

地味なものを想像していたら…
鶏のほぐし身とホタテが入った贅沢な一品。

上にちょこんと乗ってるのが刻んだ七草。
これを時折混ぜ込んで食べます。
鶏とホタテのふくよかな旨味だけでも充分美味しいですが、
七草の苦味・香味が薬味となってそれを引き立てます。
なんとも七彩らしい七草粥じゃないですか。

鶏の骨を、裏返したフタに出しておいたら、

「あ、骨けっこうありました?」

「(食べながら)ひえひえ、大丈夫れふ〜」

と言った途端にまた口から骨が…。

最後は七草も全部混ぜて、一味をパラリ。
粒  完 。
家だったら器、舐めていたに違いありません。

これで今年一年は風邪をひかないでしょう。
…もうひいてるから意味ないのかな?


初ラーメンして帰り、ふとつけたテレビ。
ショップチャンネルで、モデルの嵯峨さんに初拝謁。
今年も相変わらずの匂い立つような気品。神懸かり的な美しさ。

小さいですが、なかなかに幸せな一日です。







posted by: 青木 健 | | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) |

テーマ

2010.01.04 Monday

正月くらいは実家に帰ろうと、甥っ子へのお土産(トーマス)も買ったのに、
仕事でまったく部屋から出られません。

去年から昨日までずっと起きているような状態(Macも一緒に)でした。

父から3時間おきにキレ気味のメールが届きます。

おせちやお雑煮どころか、家にある備蓄食材でしのいだ正月3が日…。


そんなわけで、ラーメン初めもまだ。

そんなダイハードな正月を過ごしたお陰で、今年のテーマが見つかりました。
それは、

「プライオリティの遵守」

これに尽きます。
それこそが、人生が一向に前に進まない元凶だと気付きました。

仕事にしろ遊びにしろ、正しい優先順位に従って行動します。

目先か将来か、大きいか小さいか、好きか嫌いか、義理か人情か、
そういうところに惑わされてはいけない。

そういう判断を誤るのは、つまり心の弱さですね。
自分自身のココロのボスにならなくてはいけないのココロ。

なんたって、年賀状もまだ書けてない体たらく。
そんな自分はキライなのだ。
年が明けたから「あけまして」と書く自分は好きなんだけども。


どうでもいいけど、早くラーメン食べたい。

posted by: 青木 健 | - | 18:00 | comments(2) | trackbacks(0) |

新生活

2010.01.02 Saturday

あけましておめでとうございます。
ラ部部長・青木 健です。


「ラ部生活」をリスタートし、引っ越しました。
(今までのラ部生活は「ラ部Style」となります)

新アドレス(ご覧のブログ)はこちら。
http://blog.ramen-club.com/



ここからは振り返り日記ではなく、改めて今年分から綴ってまいります。

「ラ部Style」の方は昨年分まで食べ歩きを記し、
そこからは少し毛色の違った内容でお送りしたいと思います。


そして噂のあの子が遂にブログをスタート。
その名も「ラ部日記」。
長い目で見守ってあげてください。

posted by: 青木 健 | - | 16:38 | comments(2) | trackbacks(0) |