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隙間食事

2010.03.16 Tuesday

2月15日の月曜日。渋谷は雨でした。

渋谷のIT企業で打ち合わせをして、多摩組の打ち合わせに向かう。
でも、朝からほとんど食べてなかったので、とてもお腹が減っています。

時間のないときって、脳が一時的にフル稼働しますね。
サーモグラフィで見たら、赤くなるのかも。

「多摩組の打ち合わせの前に文房具店に寄らなくちゃいけない。
 渋谷から吉祥寺なら井の頭線。この会社から井の頭線の乗り場への
 直線上から近い文房具店…東急に伊東屋があるぞ!
 色紙は売り場のあのあたり…選ぶ時間と…他に必要なものを買って…
 所要時間を計算しろ、……15分、最低でも10分はとれる。」

そしたら行く店なんて、ひとつしかないでしょ。
今いる会社からも近く、行列の可能性が低く、提供も早い店。

「中華麺店 喜楽」

わたしがメニュー通りに
「『中華麺』ひとつください」と言えば、
「はいラーメン一丁〜!」と受ける(笑)

厨房内の3人の店員さん、それぞれキャラが立った感じ。
勝手に、豚骨さん、昆布さん、鰹節さんと命名。
きっとみんな長いんだろうな。
ここでの性格が容姿を作り上げてるような、そんな顔をしてる。
それぞれの立場、人間関係を勝手に想像しつつ、
ラーメンという呼び名の中華麺を待つ。

喜楽
中華麺650円

「ああ〜!」

ラーメン・サイクラーの醍醐味がこれだ。
「ああ〜! そうだよ、コレコレ、コレなんだよなあ〜!」
っていう「ああ〜感」が欲しいのだ。
それが強いラーメンほど、記憶の深いところに刻まれているということ。
「喜楽」も「メルシー」と同じく、「ああ〜感」が強烈だ。

もう「美味しい」とかを越えている。いや、美味しいんですけどね。

しっかりした麺の主張。濃くないけどコクのあるスープ。香ばしい醤油ダレ。
スープと馴染む揚げネギ、モヤシの上に乗った、ガッチリ固い味玉。

説明するとそれで終わっちゃうけど、それが組み合わさる凄さが、
何十年もここで続いてきた証なのよね。

啜りながら、ふと思い出す。
「べんてん」同様、ここも雨と切り離せない店。
学生の頃、彼女と初めて来たとき、雨宿りさせてくれたのよね。
ま、若い時って、この界隈にたびたび来てしまう事情があるからね(笑)

僅かな食事時間。でも美味しかったです。
全部飲み干している人なんてまったくいなかったけど、もちろん、
汁  完 。

店長さんに「ご馳走様〜」と千円札を差し出せば、
「はいありがとうございます〜」
予め用意されたお釣りが、千円札と交換で素早く出される。

これが老舗の余裕。シビれるぜ〜!

食べたわたしはといえば、コートに袖を通しながら
バッグとアタッシュケースを持って、どうにかこうにか傘を開いて、
バタバタ雨の中に駆け出す。

ああ、みっともないね。

posted by: 青木 健 | | 14:46 | comments(2) | trackbacks(0) |