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試作手打

2010.03.01 Monday

その翌日は「麺や七彩」です。
あえて昼時を避けてみたんですが、さすが人気店。店内は満席…

…かと思いきや、ひとつ空いていました。
そういうの、嬉しいですね。運命的に用意されていたみたいで。
(そのあとすぐ行列ができてしまったこともあり)

ちょうど席が埋まったところらしく、少し待ちます。
すると、わたしの分に取り掛かる藤井さんが、こちらに来て、

「青木さんの、試作の手打ち麺でもいいですか?」と。

断る理由もないのでお願いしました。嬉しい誤算です。
なんだろう。手打ち麺…。

七彩
塩らーめん(中盛、試作の手打ち麺)720円

この紅のレンゲが見た目からくる食欲、ひいては味そのものに
直結しているであろうことは、わたしのような者にはかなり重要なポイント。

運ばれてくる段で香りが誘い、レンゲでスープを運べば、
舌に乗ってすぐから後味まで、存分に楽しませてくれます。
…やっぱり、寒気がするくらい美味しいです。

バラチャーシューの旨味もさることながら、
モモチャーシューの、しっとり、ふんわりしたミディアムレアな食感……。
脂の柔らかさじゃない、火がうまく通った肉の、さっくり優しい弾力。
一口齧っただけで、溜め息ついてしまいます。

チャーシューが香ばしい醤油味なので、塩味の中でハっとさせられます。
七彩をはじめとして、醤油も塩も美味しいお店において、
なぜか塩を頼んでしまいがちなのは、どうもこのあたりにあるようですね。

薬味好きなわたしですけど、中でも三葉は別格。
豆腐の味噌汁でも、自分にご褒美なときは三葉を乗せます。

で、その試作麺。
ぷるぷる、もちもちとして、味としては変わらず美味しいですが、
少し不揃いなので、ちょっとだけ食感が豊かな気がします。
そしてスープの感じ方にも微妙な違いが出ている。
なんとコメント差し上げたのかは忘れちゃいましたが。

訊いてみたら粉は同じで、全行程で完全に手打ちしているそうです。

「実はウチのスタッフが店を出すことになりまして、
 そいつが打った麺なんですよ」

「えっ! そうなんですか」

わたしが反応したのは「店を出す」というところです。
七彩から巣立ち、独立する人が出るとは……時は早いものです。

「実は彼がそうなんですよ」

わたしの隣の隣にいたのが、その方でした。

「お客様に初めて食べていただきました。ありがとうございます」

ええ〜。すみません。
親御さんとかじゃなくて良かったんでしょうか…。

手捏ね、手延べ、手切り、手揉み。大変な手間をかけて作られた麺。
ラーメンで、完全に手打ちのお店というのはあまりありません。
どこかの工程で機械を使うものですから、それだけでも充分価値があります。

応援しています。頑張ってくださいね。


続けて「くぼ田」へ行きますが……なんと臨時休業。
まあ、いいことばかり続かない方がいいのです。
悟ったことを言うようですが。

posted by: 青木 健 | | 13:25 | comments(2) | trackbacks(0) |

深夜熟女

2010.03.01 Monday

「元」に行ったのは火曜日。

火曜日といえば、「CIQUE」の夜営業が長い日です。
一杯だけ飲んで、食べて、さっと帰るつもりでした。

CIQUE

一番奥の席で、ビールを。
常に一席くらいが空いていて、ひとり帰ればまたひとり来店する、
これくらいの好循環が、須藤店主の理想なんだろうなと思いました。

さて麺かなという頃、うらちゃんがいらっしゃいました。
ツマミを列べてしっかり飲んでいて、席を移ってきていただいたので、
それじゃあわたしももう1本。

ついでにメンマを買って、腰を据えることに。
う〜ん。1杯飲んでさっと帰るなんて粋なこと、わたしには出来ないな。

でももう麺いっとこうかな…と思うや、FILEさんが来店。
そのときほとんど一緒に見えたのが、昨年末に須藤さんと飲んだとき、
その店にいらして合流した須藤さんのお友達。

CIQUE

彼のお土産をお裾分けいただいたり、それがまた日本酒に合うもので、
須藤さんご自身も大好きな「磯自慢」の純米吟醸を、わたしが誕生日
だからと出してくれたり。…シアワセ。

CIQUE

まもなくお店は「CLOSED」。
その後FILEさんが麺を食べてお帰りになり、残り3人はまだ盃を重ねました。

CIQUE
塩ラーメン700円、焼きトマト150円

美味しいですね〜。久々に清湯醤油(火曜限定)も食べたいな。

こちらの清湯スープは、時間によって変化していくのですが、
今日のはほんと、まさに熟女ですね。
須藤さんにそう言うと
「ボクはやっぱり女子高生状態が一番好きっスね〜」
でも熟女もイイですよ。
若い女にはない、情っていうか深みっていうか、ってなんの話?

この文章の流れでいくと、この言葉も別の意味をもっちゃいそうだけど……

汁  完 。


0時を過ぎて出てきたのは「臥龍梅 純米吟醸 袋吊り雫酒 (五百万石)」。
わたしが知っていたので須藤さんは感心してくださいましたが、
わたしが、日本酒にハマっていくキッカケとなった静岡のお酒なんです。

須藤さん、少し前に生まれたお子さんの話になると、
「やっぱり自分の子はカワイっスね〜!」と目を細めていました。

こうして最後のひとりになるまでずるずるとお邪魔。
まったくダメな大人ですね〜。

posted by: 青木 健 | | 01:33 | comments(2) | trackbacks(1) |