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適正濃度

2010.02.02 Tuesday

29日には、渋谷でふたつ用があり、「らーめん はやし」へ。
ご主人には何度かお会いしておりますが、お店に伺うのは久々です。


このお店の大ファンに、秋山具義さんがいます。
秋山さんは超有名なデザイナーで、わたしも著書を持っていますが、
多いときは週に何度も通うほどの「はやしマニア」。

秋山さんはラーメンが大好きで、氏のブログは、
「ほとんどラーメンブログみたいだ」という点では、
サニーデイ田中貴とタメを張ります。

また「魚介豚骨には、海苔は合わないんじゃないか?」など、
わたしとまったく同じことを書かれていたりして、
かなりラーメン感性が近いのでは…と、烏滸がましくも思っております。

秋山さんは、凪のド煮干もお好きらしく、ちょくちょく見えられるそう。
わたしの母校である日芸で、本年度まで4年間、教鞭をとっておられましたし、
さらには、わたしの生徒(♂)と、秋山さんの生徒(♀)が
付き合っていた(もう別れた)…とか、色々と繋がりがあるのです。

これはご縁に違いない。いつかお目にかかるのが楽しみですな〜。



さて、友人でもあり仕事仲間でもあるミッキー君から相談を受け、
じゃあ話の前にラーメンを食べようということになりました。
ちなみに彼のラーメンリテラシーは局地的。つまり一般レベルです。

おや、玉子入りもちゃーしゅーめんも売り切れですか。
さすがに早いですね〜。

はやし
らーめん700円
ああ…魚介豚骨ですが、実になめらかできめ細かい。
このくらいが飲みやすく、コクもしっかりあって、しかも後口はスッキリ。
完成度の高さが歴然としていて、真面目な仕事を想像させます。
毎日ちょっとずつ、しかし確実に積み上げてきたのが伝わる、そんな味です。

青木撮りでは、手前のメンマが巨大に写りますが、そこまでは大きくないです。
ま、通常のものよりはかなり太いですけどね。
奥にあるチャーシューも結構大判ですよ。
(ラーメン王選手権の「チャーシューの大きさ競争」でここを選んだ人もいた)

思わず飲み干す…そんな感じで、汁  完 。
ミッキー君も喜んでくれましたが、たぶん彼にはまだ早かったでしょう。


世間的にはようやく魚介豚骨が広まってきましたが、
広まったお陰でどこもかしこも似たような味がする。
(個人的には、もはや魚介豚骨が「東京のご当地ラーメン」です)

味に、そうそう感じ取れないくらいの差しかないのなら、
別のことで差別化を図ろうとするのが楽な、もとい自然な流れ。
…という必然性から発生、進化したのが「濃度アップ」。

今ではもう本当に濃度勝負なジャンルが確立されてて、
その名も「ドロ系」とか、ブリックス(濃度計の単位)がいくつとか、
なんだかもうスンゴいことになってますが、
オッサンの胃は、次第に耐え切れなくなりつつあります…。
正直、激辛の方が「燃える!」分だけ楽。

そのうち、パレットナイフで成形したり、クリームみたいに絞り袋から
押し出したりして、スープにエッジが刻まれる日も近かろう。


その後ミッキー君と別れ、ラ部モデルの面接。
22歳、この春卒業の女子大生。
なぜだろう、わたしが声をかける子は、アクティブな趣味の女の子が多い。



ミッキー君、わたしに相談をもちかけてくれて、どうもありがとう。
Makikoさん、ラ部モデルを引き受けてくれて、どうもありがとう。

posted by: 青木 健 | | 17:43 | comments(4) | trackbacks(0) |

感動剥離

2010.02.02 Tuesday

蜂屋に行ってから一週間。またしても木曜日。
飛ぶように月日は流れていきます。

今日は生徒が3人しかいない。
こんなとき、学生時代の恩師・安西水丸先生の気持ちに思いを馳せる。

当時すでに大御所であり、売れっ子のイラストレーター。
イラストの講演を開けば、たくさんのイラストレーター志望者が集う。
しかし学内での授業には、ぽつぽつとした生徒しか来なかった。

わたしは毎回課題と、それ以外にもオリジナルのイラストを提出し、
出来得る限り、安西先生を独占した。
できるだけ多くの言葉をいただき、質問をし、評価をもらうために。

安西先生は、
「毎回ちゃんと全員が出席なら、宇野さん(宇野亜喜良さん)だって
 ペーター(故・ペーター佐藤さん)だって呼ぶこともできるけどさ、
 あいつら来ないんだから話にならないよ…」

そう嘆いておいでだった。
オレが30人いたら、全員風邪でも出席するのに…本気でそう思っていた。
物事は、義務か権利か、その一線でひっくり返る。


さて、先週と同じく、中休みのない店へ。
今回は「さっぽろ 純連」。

店に向かう途中、「二郎」の店先に「テナント募集」の文字……!
…と思ったら、移転なんですね。

おお、さすがに混んでますな。

純連
みそ850円(昔は900円じゃなかったっけ?)

うんうん、純連的ですよ。美味しいとは思いますよ。
でも…なんだろう。
なんとなくパンチがないような…。気のせいかなあ。

ラーメン博物館の「すみれ」で得ていた、
味が濃くて、深くて、スパイシーで、
必ず毎回、舌をヤケドしてしまうほど熱々で…っていうあの衝撃は、
年々薄れていっている。

味が落ちたのか。たまたま不出来だったのか。
自分の舌が上回ったのか。思い出が肥大しているのか。

現在ラ博に出店中の、純すみ系創始者の店「駅」に行き、
確かめなくてはならない。


なんとなく「客層」もパンチがなくなっているような気がする。
いや、なにも差別しようってんじゃないんだけど。

いい店って「ユルい客」を弾き返すオーラみたいなものってあるじゃない?
ユルい客ってのは…「絶対にグループじゃないと来ないような客」さ。
それも6、7人とかでカウンターだけの店に来て、
「席は一緒にしてください」なんていう客さ。

それでいて「一緒に品出しできないのってどうなの?」なんて憤る輩さ。

あれは端から観てると「テロ」だからさ。ラーメンテロ。

ま、そういう客ばかりだった、ってことだよ。
ほんと、差別しようってんじゃないんだけどさ。
お店からすれば客は客だもんね。

posted by: 青木 健 | | 14:13 | comments(2) | trackbacks(0) |

多摩会

2010.02.02 Tuesday

27日は多摩組の会合があり、立川へ。
その前にたま館で食事。「にぼぶら鏡花」にて限定メニューを。

…あら。カウンターには多摩組のラーメン店主がズラリ(笑)
ラーメン屋さんにとって一番イヤな客(爆)

にぼぶら
一期一会にぼぶら編950円

強烈に煮干が立ってますね〜。でも煮干のエグみ・苦味は感じず、
むしろタレとともに甘さが引き立ってくる作り。

具のつみれも魚介感に一役買い、茗荷が爽やかな苦味を添えます。
そして驚いたのはこの平打麺です。
はじめは柔らかめにゆでたのかな?と思いましたけど、そうじゃない。
とってもなめらかな麺なんです。
舌触りもよく、しっかりコシもあり、個性を存分に発揮しています。

あとから材料についての貼り紙を見てみると、
タレには薄口醤油、魚介類とともに「鰯醤」とある。魚醤みたいなもの?
麺の粉は「さぬきの夢2000」という中力粉100%。

あとからそういうことを知ると、自分の感想の裏付けになって嬉しい。

とても美味しかったです。ここまで魚介感を押し出しているなら、
チャーシュー、メンマといった定番の具が違うものでもいいくらい。


たま館、ファサードがシンプルになりましたね。

たま館

店舗ロゴではなく、施設ロゴが大きく掲げられています。
以前のって、地方のスナック街を思わせるものがあったもんね(^-^;
…いや、思い出さなくていいですからね!

驚いたのが、駅近くのセブンイレブン。
なんと多摩組ラーメンの手作りポップが!
発売前だというのに、宣伝&カウントダウン(!)してくれています。

多摩組

よく見ると、多摩組キャラクター・たまちゃんも描かれていますね(笑)

今年の元日、とある企業がわたしのキャラクターを無断流用したので
担当者をぶん殴るか、告訴差し上げたい気持ちで一杯なんだけど、
こうして手作りで応援してくれているようなものはどこまでも微笑ましく、
そして頭の下がる思いでいっぱいです。

posted by: 青木 健 | | 02:00 | comments(0) | trackbacks(0) |